渋谷のスクランブル交差点で上映!制限時間48時間で『渋谷を発信する映像』
こんにちわ、JPです。
まず初めにAsian Creative Campってご存知ですか?
制限時間48時間で『渋谷を発信する映像』をテーマに2人1組で映像制作を行うクリエイティブキャンプです。
次世代のグローバルなコミュニケーションが出来る人材を育成する事を目的とします。-国内だけではなく世界で、インターネットでコミュニケーションの職業に就き、世界で活躍したい
-アジアの同世代で優秀な人と一緒に映像を作りたい
-自分のポートフォリオを作りたい
などグローバルコミュニケーションをやって行きたいあなたのための渋谷で行うキャンプです。
ガイドブックにない、『渋谷の魅力』を海外に伝えるこの企画。
2014年12月4日~12月6日の48時間を使って映像作品が作られました!
Asian Creative Campの最優秀賞受賞作品、実は渋谷スクランブル交差点のTSUTAYA上のスクリーンで上映されちゃうんです!
今回受賞された作品を制作した3人にインタビューをさせていただきました!
まずは映像作品をどうぞ!
「Golden eggs 3(チーム名)」の3名にお越しいただいた
JP(以下――)3人が今回の作品を一緒につくる事になったきっかけを教えてください
丹野:Asian Creative Campに、この3人が応募していて
元々知り合いだった訳じゃないんですけど、その中から主催者側にランダムに決められてスタートしたのが始まりですね!
――最初会った時はどうだったの?
東島:元々の課題が「48時間でアジアのクリエ一ターが渋谷に来たくなる映像をつくる」
だったんですけど48時間しかないって決まっていたので「やるしかないか!」っていう感じでしたね。
丹野:1日目は殆ど何もできなかったんですよ。何のアイデアも浮かばなかった。しかも2日目は僕が寝坊で2時間遅刻して..(笑)
みんなアイデアも殆ど出てなくて、切羽詰まってましたね。
――まっさらな状態から始まり、そこでアイデアをブレストして始めるっていう感じだったの?
鈴木:イベント開催前に審査員の一人で博報堂の木村健太郎さんが今回のコンテストの趣旨を説明してくれまして今回は日本というくくりではなく、
アジアから見た日本というくくりで、そこに重きを置いてコンテストが始まりました。その後スピーチがあった後にチームが決まったという感じです。
――各個人がAsian Creative Campに応募した動機は?
鈴木:そもそも今回のAsian Creative CampはMy Japanというコンテスト団体が新しく始めた取り組みで、僕は去年My Japanのコンテストで賞をとっていて
その運営の方とコミュニケーションがあったので、誘ってもらい参加する形になりました。
東島:僕も3日くらい前に連絡がきました。以前、代表の方にお世話になっていたので参加しました。
丹野:僕、実はAsian Creative Campの運営側で参加していまして、運営をやっていくうちに代表から運営側じゃなくて「参加してみれば?」って言われて、いい機会だなと思い参加しました。
――制作秘話を教えてください!
東島:僕は渋谷全然詳しくないんですよ。2日目の朝に朝6時から渋谷に入って何か面白いところないかなって3時間くらい歩き回って、案をまとめたんですけど、ボツになっちゃいました(笑)
丹野:そしたら渋谷のスクランブル交差点が渋谷を象徴してるんじゃないかって話をしていたら、誰かがボソッと「スクランブルエッグ」って言って、そしたらみんない「いんじゃない!」みたいな感じになって。
もともと表したかったのは、渋谷という場所がアイデアがぐじゃぐじゃ集まってる所。
ニューヨークとかロンドンみたいに、ある程度人の流れがオーガナイズされているんじゃなくて、渋谷のスクランブル交差点に関しては、人がぐじゃぐじゃしている。それが渋谷の形じゃないかと思ったんです。
渋谷の魅力を伝える
東島:今回考えないといけないと思った事が2つあって、1つは渋谷がテーマだったので渋谷の魅力を考える事。
もう1つはターゲットであるアジアのクリエイターが何を求めているか?そこにどう渋谷の魅力を伝えたら来たくなるのかを考えたんです。さっき丹野君が話してくれた渋谷の雑多な感じ。ホームレスもいるし、親子もいるし、お金持ちもいるし、ダンサーやDJ..老若男女色んな人がいますよね。で、もう1つのクリエイターが何を求めているのかを考えたときに多分現状満足できない人がクリエイターになっているんじゃないかと思っているんです。
ホントはいい作品をつくってるのに、それに満足できない。また新しく作品をつくるけど満足できない事の繰り返しなのかなと思っていて..
悶々としているクリエイターが何を求めているかを考えたときに、より良い作品をつくる為の刺激を求めているんじゃないかと思っているんですね。それがさっき話していたスクランブル交差点のごちゃごちゃ感が刺激になるんじゃないかと思っていて、そこをうまく表現できれば渋谷にきたくなるんじゃないかと思ったんです。
――作品制作の流れは?
丹野:オープンオフィスをAsian Creative Camp側が借りていて、そこで会議して最初絵コンテとか書いていたんですけど..
2日間しかないのでとりあえず「撮りに行かないと!」って決まって、それから渋谷のスクランブル交差点に撮りに行ったんです。
そこから卵を買ったりフライパンを揃えたりしました。
幸い3人とも映像の経験がある人だったので、撮ることに対してはスムーズにいきました。
鈴木:今回の作品が、スクランブル交差点とスクランブルエッグをかけて、「ただの単純なダジャレじゃん」って捉えられたくなくて。僕たちが込めたのは、渋谷は色んなカルチャーが存在していて、色んなアイデアが複雑に混ざり合ってる場所だからっていうのを、「卵」っていう物としてとらえました。新しく生まれるという意味もあって「卵」に思いを込めましたね。
卵がアイデアだったんです
鈴木:作品制作の途中にオープンオフィスで卵をかき混ぜてスクランブルエッグを作ったんですよ。
その卵にアイデアって書いて、それぞれのアイデアを渋谷のスクランブル交差点で東島さんに卵を集めてもらって
みんなでアイデアを集めて、1つの「ビッグアイデア」にするっていう事がコンセプトでした。
東島:あれは恥ずかしかったですね(笑)頭にGoProをつけて、フライパンを持ってスクランブル交差点で立って..
鈴木:最初はドローンを使おうかって話しをしていたんですが、流石に落ちた時やばいなって..(笑)
TSUTAYA上のスクリーンで上映されますね!
丹野:最初選ばれたときは「おっしゃー!」っていう感じでしたね。審査の人も威厳がある人が選んで頂いているので自信にもなりました。
――作品について何かありますか
丹野:撮影に協力してくれた人が優しかったですね!ダンサーの人とか。そこで再確認だったんですけど渋谷の人のオープンな一面が見れました。
東島:やっぱり色んなカルチャーが集まっているというか、色んな人がいて撮影に興味を持ってもらって協力してくれましたね。面白そうなものに食いつくというか。あと外国人の人も興味を持ってくれる人が多かったですね。
――今情熱を持って取り組んでいること、今後の目標を教えてください!
丹野:3人で何か作品をつくってみたいですね。48時間じゃなくて時間をかけて。
東島:今回は、ほぼ初対面から始まったので各個人の強みもわからず始めちゃったんですよ。
だから役割は各個人にはあったんですけど、プランナーや映像ディレクターやデザイナーとか。
今回垣根を越えすぎちゃったと思ったので、本当は役割を明確化して責任を持ってやるべきですよね。
そうする事でまた新しい作品が生まれると思うんですよ。
東島:個人としては主に活動しているのが2つあって、1つが絵本をつくっています。
絵本は2人でつくっていて僕が話を書いて、友達が絵を描いています。今はそのWEBサイトを作るために
プログラミングを学んでいます。もう1つはアコースティックギターの弾き語りをやっていて、オリジナルをやっているんですけど、
ライブが近々あるのでその練習を今頑張っています。
鈴木:就活です(笑)今学生なんで。あと自分のWEBサイトをつくっていく予定です。今までつくった作品のポートフォリオです。
丹野:僕も就活ですね。あとは短編の映画をつくってみたいなと思っていて今、脚本を書いています。
将来は世界にでていきたいですね。海外にいる方が日本の良さを伝えられるアイデアがどんどん出てきたので、今後海外にいって日本の良さを伝えられる仕事につきたいです。
JP:「TSUTAYA上のスクリーンで放映されるのか…」
せっかくなので渋谷に見に行った!
「おおっ!放映されてる!!」
Asian Creative Campの最優秀賞作品ですが2月1日~2月15日の間、9:00~23:00で毎時10分00秒、40分00秒で渋谷TSUTAYA上のスクリーンで放映されています!!
Profile
東島 未來(Mirai Higashijima)
1990年4月14日生まれ 佐賀県出身
東京学芸大学卒
Asian Creative Camp 2014 最優秀賞
my Japan Award 2014 U-29部門 審査員賞
C-1グランプリ Round92 準グランプリ
鈴木 秀輝(Hideki suzuki)
1993年6月15日生まれ
法政大学文学部在学
Asian Creative Camp 2014 最優秀賞
カマコンバレー主催「Zen Hack Fall 2014」
myJapanaward2013中島信也賞「世界最大の花火が打ち上がる町」
ソーシャルギフトサービスCM「grrapy」
文京区中高生向け施設CM「b-lab」
丹野 将大 (Shodai Tanno)
1993年2月14日生まれ 横浜市出身
早稲田大学国際教養学部在学
幼少期をオランダ・中国で過ごし、コミュニケーションによって
海外と日本を繋ぐ架け橋になることを夢見る
モットーは「真面目に不真面目」
Asian Creative Camp 2014 最優秀賞
2014年my Japan Award にて「SMILE × TISSUE」を発表
現在、Creative Summer Camp 2015運営メンバーとしてデザインを担当