「本っていいね!木之本っていいね」を伝えたい。 高校生のそんな思いがポスターになりました!

木之本は古くから本の町。駅の前には明治生まれの江北図書館。町を歩けば本屋さんにブックカフェ、あちらこちらにちいさな文庫もみられます。毎年に一度開かれる古本市も大賑わい……

そんな町の魅力を発信しよう!「本っていいね」をポスターにして伝えよう!と生まれたのが「高校生ポスタープロジェクト」。

参加したのは長浜市内の12名の高校生。プロのコピーライターやデザイナー、カメラマンからレクチャーをうけ、生まれて初めてのポスター作りにチャレンジしました。


DAY1 8月4日(土)ポスターの画像作成 於:旧駒井医院


1日目はデザイナー・桐畑淳さんによるポスターデザインのワークショップ。表現の仕方や言葉の面白さ、デザインのチカラについて学んだ後、町で見つけた「いいね」をラフ画で表現することに挑戦しました。

「上手に描こうなんて思わなくてもいいんです。大事なことはあきらめないこと。どんな内容でも必ず表現できるから」
桐畑さんに背中をおされ、描いたり消したりを繰り返し、思い思いのラフ画を完成。デザイン案がつくれたら、次はいよいよ撮影です。この日ばかりは高校生が監督さん。気温35度の猛暑の中、撮影場所やモデルのポーズ、カメラアングルを自分で考え、カメラマンに指示をしました。

最初は緊張していた高校生も、撮影が始まる頃には打ち解けて、現場は笑い声に包まれました。最後に全員で写真を確認。ポスター用の一枚を選んだところで、この日は終了。学校では出会えないヒト、出会えないコトにたくさん出会えた一日となりました。


DAY2 8月18日(土)コピー作成、そして最終デザインへ 於:きのもと交遊館


2日目のワークショップは長浜市出身のコピーライター・山中貴裕さんによるコピーのつくり方。「キーワードは、何か気になる・なるほどがある・行動につながる、の3点です。でも、ただわかりやすいだけじゃダメ。見た人に1.5秒くらい考えさせるのがちょうど良いコピーです」プロの言葉にボルテージも急上昇。言葉の面白さや奥深さにますます引き込まれていきました。

そしていよいよコピーの作成。まずは、思い思いのヒラメキをノートに書き出し、隣の人と取り換えました。他人の目と自分の目を行ったり来たりさせることが秘訣だと山中さん。客観的な意見に耳を傾けることでコピーはどんどんブラッシュアップしていきました。こうして12種類のコピーが完成。最後にフォントやサイズ、色や位置などを自分達で決定し、仕上げのデザインをデザイナーに依頼をして、この日は終了。

その後は丁寧に校正を繰り返しポスターの完成を待ちました。暑い夏の熱い体験。「本っていいね!木之本っていいね」のポスター制作は、モノつくりの「いいね」や出会いの「いいね」を体感する時間でもありました。


そして展示へ


今回高校生が作成した12枚のポスターは10月初旬より、木之本町北国街道沿商店、図書館などで掲示する予定です。そして10月6日、7日と中心市街地で開催されるアートインナガハマの会場、11月4日の木之本ひとはこ古本市の会場ではポスターパネル展を実施します。どんなポスターに仕上がったのか、是非ご覧になってください。

【高校生ポスタープロジェクト パネル展示】
展示場所① 長浜会場
日時:10月6日(土)10:00~17:00
10月7日(日)10:00~16:00
会場:文泉堂(長浜市大宮町5−14)無料

展示場所② 木之本会場
日時:11月4日(日)10:00~16:00
会場:木之本ひとはこ古本市会場 無料


2018-09-21 | Posted in EventComments Closed