【元芸人】現在の職業、芸術家の作品制作が凄かった!

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いきなりですが、ジュース飲んでます!

 

夏は暑いですね……

 

さて僕は今、埼玉県川越市に来ています。

目的は元芸人で、素晴らしい作品をつくるアーティストがいるという事で

お話を伺いに、その方のアトリエにやってきました。

 

さてと……何処にいらっしゃるのかな?

 

あ、いた!奥の家から……

 

「こんにちわ!はじめまして!」

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今回ご紹介するアーティスト:東 佑樹(Azuma Yuuki)さん

1986年6月2日生まれ。埼玉県川越市に産まれ栃木県那珂川町で育つ。現在は埼玉県川越市にアトリエを持ち活動。絵や書、立体など幅広く作品を作っており、作品の代表例としては、日本の漢字や書道をモチーフにオリジナルの文字作品を 作っている。そのほかデザイン書道(商業書道)やグッズデザイン、看板などの依頼も請けおっている。吉本興業でお笑い芸人を5年間やっていた経歴があり、舞台などで書道や絵を披露していた。出演:TBS「あらびき団」、日テレ「クギづけ」、テレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」リポーターなど。
http://www.azumayuuki.com/

JP(以下――)今日は宜しくお願いします!

:宜しくお願いします!実はさっきジュースを買った、この自動販売機も僕の作品なんですよ!

――えっー そうなんですか?

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:これは、おとまち小江戸という川越市のNPO団体とKIRINさんがコラボしまして、その自動販売機のデザインを僕が担当したんです。最初「ぬ」 という文字を書いて、デザインしたんですけど自動販売機に全然合わなくて……飲み物で隠れる部分があるんですよね、そこの表現が苦労しました。最終的にKIRINさんの飲み物とオトマチの音楽と江戸の墨文字で「響」という文字がいいなと思って、水面に波紋が広がっていくイメージで書きました。

――この自動販売機、どこに設置されてるんですか?

:僕の家の前と鶴ヶ島、その他川越市周辺に設置されてるみたいです。嬉しいですね。近所の人たちは「これ何?」ってびっくりしてますけど。

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奥に家あるんで、こっちで話しましょうか。

 

では、インタビュー開始


――今の活動のキッカケ・原点が聞きたいです。活動を始められた理由、経緯を教えてください。

:家の近くに高麗神社(こまじんじゃ)という、中国の方の王様を祭っている神社があるんです。で、当時僕が芸人をやっていたのですが、舞台でやる特技を探している時に、花文字というものが神社に飾ってあったんです。その時(この花文字、舞台でできそうだな…)と思って、家に帰って書いてみたんです。それがきっかけです。

――芸人になってどのくらいの時期だったんですか?

:1年目くらいですね。芸人って特技を求められるんですよ。実際に特技オーディションというのがあって、それで文字を書くのを特技にしてみようって。

――なんで芸人をやっていたんですか?

:僕は常に何かを目指してたいんです。なので今まで転々としてきてます。その中の一つで芸人があるんですけど。最初は漁師を目指していて、その後は「動物だった頃の人間の生活を送る」、次が竹細工職人でその後が芸人です。そして今が芸術家です。

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――動物だった頃の人間の生活を送る?

:僕は田舎に住んでいるんで、山に行くと食べ物がいっぱいあるんですよ。草とかいろんな木とか、匂い嗅いでこれはまずいなとか大体わかってくるんですけど…そう考えると食べ物って溢れていて、人間社会に出る必要がないと思ったんですよ。その時、お金を稼ぐ理由がわからなくて。

――本能ですね。

無題

:今まで色々やりましたが、芸術家が一番しっくりきてます。

 

ネタより、絵の方がウケた

――「これで食ってこう!」と考えたキッカケ(タイミング)と理由は?

:芸人だった頃のネタより、絵の方がウケたんです。やっぱり、芸人ってリアクションがないと楽しくないです。絵の方がリアクションが大きいので、どんどん絵を描くようになっていきました。そうすると絵を買いたいとか、絵の依頼を受けるようになったんです。認めてくれる人がいるっていうことが嬉しいし、こっちの方が将来性があるなと思って、少し考えたんですが芸人を辞めて芸術家になることを決めました。

――どんな依頼があったんですか?

:僕は文字を書くんですけど、お客様から「子供の名前を書いてくれ」とか「親戚の赤ちゃんの名前を描いてくれ」とか…..最初は、そういった依頼が多かったですね。当時は本当に安く書いてました。1,000円でも欲しいって思ってもらえる事ってすごいですよね!僕の作品に価値をつけてくれる人がいたのは嬉しかったです。

――その時の心境はどうでした?

この事をおじいちゃんに言いたかったです。なぜ言えなかったというと、自分が芸術家になるかならないかの境目で、おじいちゃん亡くなってしまったんです。当時一緒に住んでいたんですけど、凄く面白い人でした。

――今芸術家として活動されていますが憧れ、目標にしてきた人はいますか?

:これといっていないんですよ、好きな作風はありますけど。好きな作風は一言でいうと、濃い作品です。「ぶわわーって!!!」目の前に飛んでくるような絵は好きですね。言葉ではいえないんですけど……(笑)

▼好きな作風について、熱く語ってる時の東さん
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――アーティスト活動を始めた頃、まわりの人はどんな反応でしたか?

:芸人の先輩に引き止められましたね。その時「お前は、今芸人やってるからだぞ、芸人やってるから評価されてるんだぞ。お前は芸術家をやったらその道のプロにならないといけないんだぞ!!苦しくなるぞ!!」と言われ…

当時めちゃくちゃ引き止めてくれました。優しいですよね。

 

作品に対するこだわり

――漢字や書道をモチーフにした文字作品について教えてください。

:僕の中で「動物だった頃の人間」が凄く大きいんですけど。「動物だった頃の人間」は文字も言葉もないじゃないですか。何にでも感動できるというか。その時の衝動を大事にしてます。

僕の作品は文字が多いんです。ちなみに、これは『水掻き』という文字です。

▼水掻き
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――文字を作るって斬新ですね。文字を作るのは直感ですか?

:直感です。書いている時、めっちゃくちゃ楽しいんです。心の中で「うわー!!!このぐねぐねした線いいなー!」「ここで、くるくる」とか……で書き終わった時に、文字に見えるんです。

――凄い……

無題

:思ったんですけど、僕はしゃべってる事より作品を制作してる時の自分の方が本当の自分だと思うので、実際に作品を作ってもいいですか?

――是非観たいです!!!

:じゃあ、アトリエに行きましょうか。

 

いざ、アトリエに!

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:さっそく、始めますね!キャンバスは板に漆喰(しっくい)を塗って作っています。これを乾燥させた後にヤスリで平らにするんです。こんな感じで……

▼ヤスリをかけてる東さん
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:ここに絵の具があるんですけど、これを持って来て……

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▼絵の具で描いている東さん
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次に筆を取り、キャンバスに色を装飾していく

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集中していて、魂こめてます。

声かけれない……

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色を塗り終えた後に

入れ物に漆喰と絵の具と、何かを入れ始めた……

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――これなんですか?

:ぺぺローションです!納豆みたいなネバネバした糸をひかせた色が欲しかったんです。今まで色々試したんですよ、はちみつやサラダ油、納豆もやりましたね……でも、いいのがなくて。ある時、ぺぺローションを混ぜてみたらこれが絵の具とベストマッチだったんです。

 

ひたすら混ぜる

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それを、ナイフで取りキャンバスに装飾していく

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そして……完成!!!!

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▼作品名:山(mountain)
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芸術は人間が作り出す自然

――今後のチャレンジ・野望を教えてください。

:昔の人の絵に負けない作品を作りたいです。昔の人って今みたいにやる事ないから芸術家は作品に集中できていたと思います。将来的には自分の好きな絵を描く事だけに集中したいです。そうじゃないと、昔の人の絵に勝てない気がします。絵だけしか描いてない人の作品って直感で「濃い」って感じますね。僕も濃い絵を描きたいので。

――「濃い」っていうキーワードが沢山でてきてますね。

:ゴッホの絵を観ると「濃いな」って思っちゃいますね。重みが違うというか、人生がかかってるのがわかりますね。線の一本一本とかすごいですもん。僕は、芸術は人間が作り出す自然だと思ってるんです。

わかりやすくいうと、不自然が芸術だと思うんですよ。自然ではありえない構図とか……凄く汚いものをキレイ空間に置くだけで違和感を感じますよね。それが自然の環境ではありえないので、そういう不自然が芸術だと思います。人生がかかった一筆一筆って自然なんですよね。岩肌見てるような感じ……それを僕が実現する為にはやっぱり描くことだけに集中しないといけないと思うんです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?印象に残ってるのは、インタビューと作品制作の時のギャップです。元芸人さんなので話しが面白かったのですが、いざ作品制作に入ると表情が一変。絵のように文字を表現する点も斬新でした。東さんはTwitterやFacebookで作品をアップしてるんですが、海外の人の反響が多いそうです。しかも題名をつけない方が、反応が高いみたいで、見る人も作品を想像したいんでしょうね。

 

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2015-08-15 | Posted in InterviewComments Closed