横顔が印象的!水上芽美 個展”I THOUGHT IT WAS YOU”
2月24日から明治神宮前にオープンしたギャラリー “Galerie Le Monde”
駅から徒歩1分の場所にあるギャラリー。
今回鑑賞したのは横顔が印象的なこちらの作品
制作した水上芽美さんにお話を伺った。作品とともに見て頂きたい!
机の上には紙粘土で作られた作品
なぜ横顔?
水上:横顔で有名な作品てピエロ・デラ・フランチェスカという大昔のウルビーノ夫妻の肖像があるのですが大好きで家にも飾っているんです!
その作品を観た時に、真横のアングルって想像力を掻き立てて良いなぁと思っていました。その後グラフィティアーティストのバリーマッギー(Barry Macgee)も横のアングルが多くて凄く影響を受けて、ピエロ〜が描く人物よりもっと、身近で小汚いおじさんとかをモチーフにしてるとこが良いなぁと思って、より自分に近い感覚ですし。
それから私も真似事から横顔を描くようになり手グセのように、電車の中などでも右隣に座った人の横顔を描くようになりました。あと正面より線的に跳躍があって描くのが面白いというのもあります。
この作品はベルリンに行ったときに制作された
水上:もともとアートレビューが読めるウェブマガジンの編集をしていて、そこへPictoplasmaが毎年やっているカンファレンスの案内が送られてきました。毎年違う場所でカンファレンスをしていて、その年はNYへ行ったんです。
それがどうしても観たくて色々言い訳を付けて、インターンシップをするという程でNYへ行ってカンファレンス観て、サラリーマンのように会社がやって欲しいことをこなして対価を得るというのとは逆に、自分がやりたくてやれることで対価を得る人たちのプレゼンを見て、いいなぁと思って。
そしたらその翌々年に学校を始めますっていう案内が来て、その時自分は転職してそれこそサラリーマンしてたのですが、一か月休み取って学びに行ったのです。コンテンポラリーアートやスカルプチャーのイメージが強かったので、その案内がなければベルリンには行っていなかったと思います。
Pictoplasma自体はイラストレーションやキャラクターデザインに特化した、アーティスト達のエキシビジョンの企画をしつつ壇上にあげて喋らせて、小さなギャラリーとかも取り込んで展示して盛り上げるようなイベントをやっている会社です。
アカデミー自体は20日間とかそんな短期間でやるサマースクールみたいな感じで、毎日8am – 11pmの間でがっつり学びました。私が参加したのはアカデミーの最初の年で、今年で3年目だと思います。
もう一度ベルリンで企画展を
水上:そのときのアカデミー生達はみんな世界中から集まっていて、みんな本当に仲良くなりました!その後みんなで企画展をやろうという事になったのです。
今年の4月末から、pictoplasmaのイベント期間に合わせて展示をすることになりました。
今回私自身がベルリンに行けるかは今は未定なのですが、作品は展示します。
個人的には横顔がとてもシュールな感じがして好きな作品でした。
Artist
水上芽美 MEMI MIZUKAMI
1986年生まれ東京在住の作家。主に鉛筆を使ったイラストレーションを制作。
2009年武蔵野美術大学卒業後に編集、グラフィックデザイナーとして勤務。
2013年にベルリンにあるPictoplasma Academyにてイラストレーションを学ぶ。
現在グラフィックデザイナー件イラストレーターとして活動中。
”I THOUGHT IT WAS YOU”
MEMI MIZUKAMI
期間:2/24 – 3/1 ※イベントは終了
時間:12:00 – 20:00 (最終日は17時まで)
Almost closing party: 2/28 17:00-
場所: Galerie Le Monde
東京都 渋谷区神宮前6-32-5 ドルミ原宿201号