自分の中の仏を表現!菩薩になって高月の菩薩を巡るバスツアー

まずは、こちらの写真から。

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びっくりされたかもしれません、菩薩のコスプレ?いいえ、単なるメイクではないんです。

こちらの企画は、10月16日(日)に長浜市高月地域で開催された、観音の里 ふるさと祭りに合わせて行われたアートプロジェクト。

その名も、『菩薩になって菩薩に会いに行こう! in 高月』です。

菩薩のメイクをすることで「自分の中の仏」を表現、その姿でお参りしに行くというものです。
当日の様子をまとめてみました。


TETTAさんの仏像講座


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まずは、TETTAさんによる仏像講座。三十三間プロジェクトの活動内容から、仏像の種類など、とてもわかり易く解説してくれました。


ワークショップで菩薩に変身!


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写真:用意された布とアクセサリーの数々。

いよいよ、菩薩に変身します!参加者の方からは「メイクをしているというよりは
アートを描いている感覚です。」というような声も。

メイク終了後は、仏となった顔写真を撮影。

撮影された顔写真は、後日全て左顔をシンメトリーに合成加工し再構成され参加者さんの手元に届きます。左顔は創造性・女性性等を司り、本性の出る顔といわれているそうで、ヨーロッパなどでは左顔の事を「神の顔」「エンジェルフェイス」などと言ったりするそうですよ。

本性のみが露出した顔、気になりますね……


バスに乗ってツアースタート!


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サンレイバ―高月の前で待っていてくれた専用バスに10名の菩薩が乗車しました、ツアースタートです!

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まず、高月町唐川の赤後寺に到着。当日は全国から、お参りに来られていて多くの人でにぎわってました。バスから降りてお堂まで歩いて行きます。すると、お参りに来られている人や地元の方が変身した菩薩様に手を合わせてお参りをされているではありませんか。

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続いて、西野薬師堂。世話方さんと一緒に記念撮影。

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琵琶湖が見渡せる、片山観音堂。階段を利用して撮影。

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最後の会場である渡岸寺観音堂に到着。こちらの十一面観音さんですが、日本全国に七体ある国宝十一面観音の中でも最も美しいとされる日本彫刻史上の最高傑作といわれていて、TETTAさんが「菩薩になる」というパフォーマンスをしたきっかけの方でもあるそうです。


まとめ


今回のツアーで印象的だったことが2つあります。1つ目が参拝されていた方が、菩薩に変身した我々に手を合わせて拝まれていた事。もう一つは、高月地域の地元の世話役さんはじめ、地域の方が温かく迎えてくれる感覚がとても印象的でした。今回ご協力いただいた、武田さんはイベント終了後に、「人の心の中には仏がいると言われています。」メイクをすることで自分の中の仏を表現し、お参り行って頂くという流れは良い事だと。今後も、新しいカタチでの観音の里の魅力を発信していきたいという言葉で締めくくられました。
 

記事をまとめた人:JP(MediArt管理人)
Twitter ID:@pandawawapopo

 


2016-10-31 | Posted in EventComments Closed